スイス初のデジタル署名収集、試験運用開始へ 国民発議にも
ザンクト・ガレン州は8日、スイス初となる電子署名収集プロジェクトを発表した。
スイスには有権者の署名を集めることで市民の政策案を国民投票にかけられるイニシアチブ(国民発議)や、連邦議会で承認された法律の是非を国民投票で問うことができるレファレンダム(国民表決)制度がある。
試験プロジェクトは2026年春に開始予定。イニシアチブ委員会は、ザンクト・ガレン州が新たに開発したプラットフォームを利用して電子署名を集めることができる。署名は選挙人名簿と自動照合されるため、誤った署名や重複署名を防ぐことができる。
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州政府の担当者は会見で、電子署名収集によって署名集めが簡素化されると説明した。また、自治体は手書き署名の認証作業が減り、負担軽減にもつながる。
試験プロジェクトは最長7年。この期間中、州レベルのイニシアチブおよびレファレンダムにおける署名の最大50%を電子署名で集めることができる。そのため、対面による署名活動も引き続き必要となる。
英語からのDeepL翻訳:大野瑠衣子
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